KPI追求型・インタラクティブ動画GUIDE 『インタラクティブな世界』 » 「インタラクティブ動画とは?」の基本の“き” » インタラクティブ動画の作り方

インタラクティブ動画の作り方

ページ導入イメージ

ここでは、インタラクティブ動画の一般的な制作フローやインタラクティブ動画で注意すべきポイントについて紹介します。

目次

インタラクティブ動画の一般的な制作フロー

インタラクティブ動画を制作する際の一般的な流れについてまとめました。インタラクティブ動画は通常の動画と異なり、視聴者からのアクションを促すギミックを設置することになるので、目的に合わせたシナリオ設計を行うことが特に重要です。

目的を設定する

まずは動画を通じて視聴者からどのような行動を引き出したいかを明確にし、動画を作る目的を設定することから始めましょう。

インタラクティブ動画は、目的から逆算して動画を作成していかないと動画を作ること自体が目的になってしまいがちです。また、目的を設定しないとコンセプトがぶれやすくなるという懸念も。

できる限り具体的な目的を掲げることが重要です。自社サイトへの訪問、商品の購入、サービスの予約などピンポイントの目的を設定しておきましょう。チーム内で認識を合わせることで、コンセプトが一貫した動画が作りやすくなります。

ターゲットを設定する

動画の目的を設定した後は、ターゲットの設定を行いましょう。ターゲットを設定することで、動画のスタイルが明確になります。

例えば、商品の認知拡大を狙った動画なら専門用語を使わずだれでも分かるような動画が好ましいでしょう。逆に、すでに商品を認知している顧客がターゲットの場合、専門用語を使ってより深くサービスの魅力を訴求するような動画が推奨されます。

ターゲットを設定すれば動画のスタイルを明確にできて、より成果につながるインタラクティブ動画を作成しやすくなります。

シナリオに必要な要素のピックアップ

目的とターゲットを設定したら、目指すゴールを達成するためのシナリオを構築していく必要があります。ゴール地点に向かい、どのような情報を届ければ成果につながるか検証しましょう。大切なのは、ゴールまでの段階分けをすること。最終的な目的に至るまでいくつかのステップを設け、それぞれの達成条件を明確にするとよいでしょう。

例えば、ゴールが「特定の商品ページへの訪問」であれば、前段階のステップとして「商品の魅力に気付いてもらう」ことや「商品を具体的に知ってもらう」ことが必要です。それぞれのステップにおいて、何を伝えれば次のステップに移れるかを見定めるとより魅力的な動画が作成できます。

それぞれのステップにおいて動画に盛り込む情報をピックアップし、フローチャートなどにまとめるなどしてシナリオの下地を整えましょう。動画を見てもらいたいターゲットが、どんな状況で、そして、どんな想いで動画を見るのか、そして最後まで視聴したくなるためのストーリーといったところが鍵になります。

シナリオ設計して動画の流れを
作る

シナリオの下地ができれば、それをもとに具体的なシナリオ設計を行っていきます。どのような場面でどこに焦点を当てれば伝えたいポイントが強調されるのかをよく考えながら、動画の流れを作っていきましょう。

ターゲットによって理想的な動画の流れは異なるため、ターゲットが置かれている状況を想像することが大切です。動画の流れを作りながら、同時に「どこにどのようなインタラクティブ機能を設置するか」も考えていく必要もあります。

台本を作る

動画の流れが決まったら、台本を作成します。このとき、セリフや撮影アングル、撮影秒数、使用する機材などを明確にするとスムーズに動画作成に入れます。

台本作りは大変ではありますが、細かいところまで準備することがターゲットに伝わりやすい動画作成にもつながります。台本が作成したら、チーム内で共有して最初に設定した動画作成の目的とズレがないか確認しておきましょう。作成するインタラクティブ動画の素材の準備も必要です。

動画を制作する

台本ができたら動画を撮影し、編集します。編集を行う際は、視聴者が求める情報や視聴者に届けたい情報を正しく・気軽に取得できるかを念頭に置きながら動画に仕上げていくのがポイントです。

ここで、動画内にアクションを促す導線を仕掛けることも忘れてはいけません。一般的な動画編集ソフトではリンクボタンの設置などができないので、インタラクティブ動画が作れる専用のツールを用意しておきましょう。

ただし、素人が成果の出る動画を作ることは困難です。有料でもいいからクオリティの高い動画を作りたいという場合には、インタラクティブ動画に強みを持つ制作会社に依頼するのが近道かもしれません。

利用シーンごとに
インタラクティブ動画で
注意すべきポイント

eコマース:商品ページと紐づけた商品登録は簡易にできるか

ECショップのインタラクティブ動画では、動画上に掲載されている商品をクリックすれば直ぐにカートインし、そのまま購入することが可能です。ただし、経営サイドとしては膨大な商品をいちいち動画に登録するのは手間がかかります。新しい商品や欠品した商品などの在庫管理も大変で、非常に運用負荷が高くコストパフォーマンスの悪い作業と言えるでしょう。

そこで、ECショップでインタラクティブ動画を活用する際は、動画への商品登録の手間を省けるツールを使うことをおすすめします。ツールの中には、一回商品登録データを登録しておけばECサイトの商品データベースと連携され、ECショップに既に紐づけされている商品登録データを利用することができるものもあります。

eコマースに利用する場合の活用法と
おすすめサービスを見る

その他の業界

インタラクティブ動画を作成する際、ついついこだわって色々な仕掛けを組み込みたくなりますが、なるべくシンプルな構成にした方がよいでしょう。仕掛けが多すぎたり複雑すぎたりするとユーザーをうんざりさせてしまいます。目的を見失わず、簡潔で分かりやすい内容を心がけると効果的な動画になるでしょう。

eコマース以外で利用する場合の活用法と
おすすめサービスを見る

インタラクティブ動画の
成功事例を見る

編集チームまとめ

インタラクティブ動画を作成する際は、まずは目的やターゲットを設定し、コンセプトを明確にしてから制作に取り掛かるようにしましょう。あまり色々組み込みすぎず、シンプルな構成にした方がターゲットユーザーに刺さります。

Eコマースでの成功事例が多い
インタラクティブ動画おすすめ3サービス

【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)

ECサイト連携でファン醸成
高いCVを目指すなら

Tigシリーズ
(パロニム社)

Tigシリーズ(パロニム社)
画像引用元:パロニム
(https://www.paronym.jp/)
  • 動画・LIVE・ショート動画全てに対応し、ワンデータ解析が可能
  • 手間なく簡単にECサイトと連携
  • スマホでも簡単撮影・編集が両方できるから、各店舗への導入もスムーズ
  • 日米中韓で計29個(※1)の技術特許を保有。導入稟議の印象UPにも
多種多様なメディア連携
ブランド露出をはかるなら

MIL
(ミル社)

Mil(ミル社)
画像引用元:MIL
(https://mil.movie/)
  • 10,000以上(※2)のWebメディアやアプリに対して動画広告を配信できる
  • YouTubeを含めたSNS広告入稿の遷移先として配信可能
  • APIの導入でGoogle Analyticsなど慣れ親しんだ外部ツールとの連携も
  • 実績豊富なデザインチームがUIの監修
様々なSNSで拡散
ライブコマースに振り切るなら

Firework
(ループ・ナウ・テクノロジー社)

Firework(ループ・ナウ・テクノロジー社)
画像引用元:Firework
(https://jp.firework.com/)
  • 同時に複数のSNS入稿で、より多くの媒体にマルチ広告配信可能
  • 縦型ショート動画・LIVEに特化
  • 全世界で700以上(※3)のライブコマース実績あり
  • 世界37ヵ国のネットワークを誇るグローバル基準のサービス提供
 

【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例としてHPに成功事例の掲載が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)
(※1)(※2)(※3)2023年4月時点、それぞれ公式HPにて