「フィード」や「ストーリーズ」、「メッセンジャー」欄に出向できるFacebook広告。動画マーケティングでどのように役立つかを見ていきましょう。
Facebook広告とは、「ストーリー」や「フィード」「メッセンジャー」欄に出稿できる広告のことです。最大の特徴としてターゲティング精度の高さが挙げられており、Facebookは実名登録制のSNSである上、学歴・職歴・勤務地・ライフイベントなどを登録している人が多くいます。
そうした「属性データ」を活用し、ピンポイントに広告を届けたい人に向けて配信できるのが、Facebook広告の特徴です。
2022年9月時点でのアクティブ利用者数は、約20億人。つまりFacebookは世界で最も多く利用されているSNSであり、Facebookに動画広告を出稿すれば、多くのユーザーの目に留まることが期待できます。単純な母数の大きさで言えば、動画活用の場として相応しいと言えるでしょう。
Facebook広告にはターゲティング機能が実装されており、これを活用することによって、ターゲットとするユーザー層にピンポイントな動画広告を届けることが可能になります。地域・年齢・趣味・職業など…。あらゆる属性を指定できるだけではなく、Facebookユーザーデータを紐づけて運用できるのも特徴です。
Facebookで配信される動画広告は、表示と共に自動再生されます。つまりユーザーがアクションしなくても、動画を視聴してもらえる機会が得られるのです。ただし初期設定では音声がオフになっているため、無音再生される点を踏まえた動画づくりが大切です。
広告キャンペーンと広告セットごとに、「通常予算」と「1日の予算」いずれかを設定可能です。予算の最適化を恩にすれば、より効果の高い広告セットに予算が最適配分される仕組みになっているため、予算の管理もしやすいのがメリットです。
Facebookに動画を投稿する手段として、PCから投稿する方法とスマホから投稿する方法の2種類があります。
PCからの場合は、Facebookにログイン後、「投稿欄」から「写真・動画」をクリックし、アップロードするファイルを選択してキャプションやタグなどを入力し、「投稿する」をクリックすればOKです。
スマホの場合は、ストレージ内にある動画を投稿する方法と、その場で撮影して投稿する方法の2種類があります。あらかじめ用意した動画ならアプリ内から「投稿する」をタップし、その場で撮影するならアプリ起動後、カメラマークでカメラを起動して動画を撮影・投稿します。
例えば子ども用の料理教室を行うクッキングクラブでは、定期購入を促すための動画づくりの際、子どもの料理風景やアニメーションGIFなどを用意することで、ターゲット層である「対象年齢層の子どもを持つ保護者」に効果的に働きかけ、関心を高めたという事例があります。
ターゲットの共感を促すには、ライブコマースも有効です。
ライブ配信中にリアルタイムで視聴者の質問に答えることができるため、知りたい情報をピンポイントで届けられ、より共感が高められるでしょう。
視聴者の理解が深まった状態の方が、より商品・サービスの購買にもつながりやすくなります。
下記ページでは、ライブコマースについて詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
効果的な動画広告を作るためには、商品の写真だけではなく、実際の大きさや中身を見せるなどして、動画からユーザーに具体的なイメージを湧かせることが大切です。また、ブランドやサービスのロゴを分かりやすく設置して印象づけることや、キャンペーンページへの誘導リンクを設置するなどして、導線を作って訴求することも大切です。
Facebook広告は、初期設定だと無音で再生されます。そのことを踏まえた上で、写真や文字を効果的に使い、無音動画であっても内容を理解しやすい動画にすると、広告としての働きが高まるでしょう。実際にBGMなしで各国言語テキストで動画を作成し、売上アップに繋がったという事例もあります。
インタラクティブ動画とは、視聴者が「触れる」仕掛けを組み込んだ動画のことです。例えば動画再生中に表示されるボタンをタップすると、視聴者の興味関心に適したコンテンツへ遷移できる仕掛けなどを配置することが可能。
Facebookでもインタラクティブ動画を広告として出稿し、活用することが可能。ターゲティング精度の高いFacebookとインタラクティブ動画の相性は良く、ユーザーへの効果的な働きが期待できるでしょう。
Facebookの動画広告には「クリエイティブポリシー」が定められており、このポリシーに反すると広告配信が停止になってしまったり、ユーザーからの炎上も懸念されます。
以上のようなコンテンツは、Facebook動画広告のポリシーに反するため注意しましょう。
以前はFacebook広告の動画内テキスト量は全体の20%以下にする、というルールが設けられていました。現在は撤廃されていますが、テキスト量が20%以下だと高いパフォーマンスが出やすいという結果が、Facebook公式で記載されています。重要なのは、テキストを配置するタイミングや内容にこだわることです。
【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)
Tigシリーズ
(パロニム社)
MIL
(ミル社)
Firework
(ループ・ナウ・テクノロジー社)
【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例としてHPに成功事例の掲載が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)
(※1)(※2)(※3)2023年4月時点、それぞれ公式HPにて