ここでは、展示場や施設でインタラクティブ動画ツールを活用した事例と導入時の注意点、チェックしたい機能などについてご紹介します。
コロナ禍で、リアルイベントの開催が難しい状況において、展示会会場に来場できないアパレルバイヤー向けに、BtoBオンライン展示会を開催しました。
商品紹介動画と商品情報を紐付けて、双方を参照できるようにしたり、複数ブランドの商品をじっくり比較検討できるようにしたりと、イベント主催者・参加者双方に配慮し、ストレスフリーなBtoBオンライン展示会を実現することができました。
「動画→検索」が不要で、動画を視聴しながら気になる箇所に「さわる」だけで、情報をストックできる次世代型コミュニケーションサービスです。
ファミリーが向かう場所を視聴者が選択することで、一緒に楽しみながら園内の施設を体験することができる動画です。
ファミリー層に人気の沖縄こどもの国で、MILを導入して施設のPR動画を制作しました。外国人観光客が年々増加している状況を受け、日本語、繁体字、簡体字、韓国語、英語の5カ国語に対応している点もポイントです。
動画内のインタラクション率が非常に高く、視聴者が能動的に動画を楽しんでいることが明らかになりました。また、香港、台湾からの視聴が特に多く、日本語による視聴回数を上回っていたそうです。
双方向型のコミュニケーションを実現できる、インタラクティブ動画制作プラットフォームです。
女性グループによるホテル宿泊体験を通して、具体的な宿泊のイメージを想起させる動画を制作しました。点滅しているマークをタップすると詳細情報が表示されるなど、さまざまな情報を簡単に入手することが可能です。
HP上で館内の紹介動画を更新しているものの、回を重ねるごとに動画のパターンがマンネリ化していることが課題でした。そこで、楽しく宿泊疑似体験ができるインタラクティブ動画を導入。ホテルの魅力を伝え、宿泊に繋げることを目指しました。
ページ平均滞在率144秒、インタラクション率288.55%、リンククリック率10.45%。ユーザー1人あたり平均にして約3回というインタラクション率の高さから、多くのユーザーに楽しんでもらえたことが分かりました。
MILが提供するインタラクティブ動画制作プラットフォームです。さまざまなメディアと連携した集客強化に強みがあります。
パリコレ2019 S/S内にて発表された、アンリアレイジ(ANREALAGE)2019 S/Sコレクションのバイヤー向け商品受注ツールに、インタラクティブ動画技術Tigが採用されました。
通信環境がない展示会場において、バイヤーがランウェイ動画を視聴しながら気になるアイテムを手元のタブレットでチェックできるように。ブランドの持つ世界観を保ちつつ、シームレスな購入導線を提供することができました。
パロニムが提供する次世代型コミュニケーションサービスです。撮影・編集が簡単で、導入・運用がスムーズに行えます。
水着事業を展開する三愛水着楽園のイベントで撮影された動画をインタラクティブ化しました。細かいカット割りは行わず、商品自体をフォーカス。ショーを見ながら気になった水着をそのままタップできるようなつくりになっています。
多くの水着モデルに動的のタグを付与した結果、インタラクション率25.95%、インタラクション平均回数2.46回、ポップアップ平均表示時間17.54秒というデータを得ることができました。多くのユーザーがインタラクティブを利用しながら動画を視聴したことが分かります。
非常に多くのWebメディアやアプリと連携しており、特に集客強化に強みをもつインタラクティブ動画制作プラットフォームです。
「社員インタビュー」「360°ショールーム体験」「リフォームbefor/after」などで構成されており、興味のある項目から効率的に動画をチェックすることができます。詳しい情報はポップアップで表示されるので、わざわざ別に検索をする必要がありません。
「家づくりを検討しているのに、コロナ禍でショールームへ行けない」という方が、現地に赴かなくても自宅でショールームを疑似体験できるよう、360°動画をインタラクティブ化しました。
通常の動画では、ショールームの見所を順次説明するだけですが、インタラクティブ化することで、ユーザーが興味関心に合わせて自由にコンテンツを選ぶことが可能です。360°(VR)×インタラクティブ動画で、新たな顧客体験を創出できました。
企業のDX推進をサポートしてくれる動画配信プラットフォームです。視聴者のインタラクションによる興味関心データの取得が行えます。
ウェディングプランナーが登場し、結婚式場内の各施設を紹介する動画です。動画内で料金プランのチェックやフェア予約、問い合わせまでを行うことが可能です。
新型コロナウイルスの影響で外出がままならない中でも、式場見学や問い合わせが簡単に行えるよう、動画を制作しました。点滅しているハートマークをタップすると詳細情報が表示されるため、気になる情報をすぐに取得することが可能です。
非常に多くのWebメディアやアプリと連携しており、特に集客強化に強みをもつインタラクティブ動画制作プラットフォームです。
360°カメラで撮影した動画を使ってインタラクティブ動画を作ることができます。ユーザーの自由な操作を組み合わせることで、商品やサービスの魅力を効果的に伝えられるでしょう。
動画内に地図を設置することで、動画で紹介されている店舗やイベントの場所を表示したり、経路案内を行ったりすることができます。
Liveを配信するだけでなく、Live内で紹介されている商品情報をチェックしたり、視聴者のコメントやアンケートの結果に応じた内容を紹介したりすることができます。
インタラクティブ動画にはさまざまな機能があります。目的に合った機能を活用することで、展示場や施設紹介でもより多くの視聴者の目を引くコンテンツを作ることができるでしょう。
こちらのページでは、活用目的に合ったおすすめのインタラクティブ動画をチェックすることが可能です。ぜひチェックしてみてください。
インタラクティブ動画を導入する際に注意したいのが、動画内で「どんなアクションを起こすべきか」「アクションを起こして何ができるか」を視聴者にわかりやすく伝えることです。
単に「ここをクリック」と表示するだけでなく、「ここをクリックして詳細情報を入手しよう」などと明確に表示しましょう。タップできるポイントの色を変えるなどして、わかりやすくするのもおすすめです。
また、運用方法もチェックしてください。どんなに便利なツールでも、大がかりな機材や専門知識が必要となると、活用頻度が低下してしまいます。
インタラクティブ動画は一度作って終わりではなく、分析機能を活用してこまめに改善・更新を行うことが大切です。このため、IT知識のないスタッフでも運用ができるような、負担感のないサービスを選んだ方が良いでしょう。
インタラクティブ動画の導入は、以下の5ステップです。
特に重要なのが、全体の構成を決める作業。どんな機能があるかをしっかりと理解した上で、その機能を活かせるような台本・企画を考えましょう。また、UIデザインも動画の成功を左右する大切なポイント。視聴者がタップしやすいボタンの大きさ、色、配置などを検討してください。
ユーザー自身が画面を操作しながら動画を視聴するため、従来の動画コンテンツよりも印象に残りやすいインタラクティブ動画。動画でうまく訴求をすることで、展示場や施設の魅力をより効果的に伝えることができるでしょう。
「集客力を上げたい」「他とは違うPR動画を制作したい」とお考えの企業担当者様は、インタラクティブ動画を検討してみてはいかがでしょうか。
【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)
Tigシリーズ
(パロニム社)
MIL
(ミル社)
Firework
(ループ・ナウ・テクノロジー社)
【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例としてHPに成功事例の掲載が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)
(※1)(※2)(※3)2023年4月時点、それぞれ公式HPにて