ここでは、インタラクティブ動画広告についての紹介や動画戦略とSNS戦略の課題、SNSでのインタラクティブ動画広告の使い方、SNS連携の活用事例などについて紹介します。
インタラクティブ動画も、SNSなどのショート動画、縦型動画が今後トレンドになってくると予測されています。
動画広告にインタラクティブ機能を使うと、ユーザーのエンゲージメントを更に高めることができます。通常の動画広告のように単に見て楽しんでもらうのはもちろんのこと、もっと深いレベルで自社自社商材を視聴者にアピールすることが可能です。
ブランドイメージ向上や認知獲得を目的とするだけでなく、ウェブサイトへの誘導や商品の購入を促すことにも威力を発揮できるでしょう。さらに、アプリのインストールや商品の購入、ウェブサイトへのアクセスを促進するなど、具体的な広告目標に合わせて広告をカスタマイズすることもできます。
動画を活用した販促施策の課題として、動画視聴中に気になったものを見つけても「興味を持ったけど、どこで買えるかわからないから購入をやめてしまった」というユーザーが一定数いることが挙げられます。知りたい情報まで辿り着かず結局通り過ぎてしまった、途中で見るのをやめてしまった、という経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
また動画をSNSに投稿すると、画像やテキストよりも多くの情報量を伝えられるとともに拡散される可能性が上がります。ただし、SNSにアップした動画が実際に見られているのか、その後自分たちのECサイトに来てくれて小売りまでにつながっているのか、フォロワーがついていても実成約につながる顧客かどうかが分からないといった課題があります。
インタラクティブ動画は、SNSでシェアされることで情報の拡散に強い効果を発揮します。選択によって変わるストーリーとオリジナリティあふれるブランドの世界観が視聴者を魅了し、ファンの獲得に効果的でしょう。視聴者に深く印象付けることができれば宣伝効果が高まります。視聴者がインタラクティブ動画の内容に興味を持てばSNSでシェアや拡散され、より認知度が上がるでしょう。
特にInstagramは画像や動画に特化しているSNSなので、動画広告との相性が良好です。Instagramのストーリーズとして広告活用している例も。触って楽しい広告で、ターゲット層とより良いつながりを築くことで滞在時間を伸ばすことができ、その分エンゲージメントも高くなるでしょう。
動画だけでなく、Liveでもインタラクティブ環境を活用することが可能です。Instagramでのライブ配信では配信中にユーザーとコミュニケーションを取ることで視聴者参加型のライブが可能に。配信前にストーリーズでカウントダウンスタンプを使用すれば、リマインダー設定を促すことができます。
途中参加したユーザーにも配信内容や関連情報が分かるように、固定コメントやタイトルを設置しておくとよいでしょう。配信後は、配信を見逃したユーザーや再視聴したいユーザーのためにアーカイブ保存をしておいて後日配信できるようにしておくことをおすすめします。また、視聴のお礼をストーリーズ投稿して感謝すると同時に、視聴していないユーザーにアーカイブ視聴を促すことも大切です。
インタラクティブ動画制作会社ごとのインタラクティブ動画とSNS連携の活用事例について紹介します。
株式会社パロニムが提供するTig Creatorでは、縦型ショート動画を活用したインタラクティブ動画を作成できます。特許を取得している指でなぞってのリンク付けで、簡単にインタラクティブ化が可能。
作成した縦型ショート動画は簡単に自社のECサイトと連携ができ、さらに動画上での効果計測が見える化され分析できるため、エンゲージメントの向上に繋がることが期待されます。
実店舗への来店が減少傾向にあった某スポーツメーカーが、デジタル施策を強化する戦略に変更。「TIG LIVE」を活用し、集客を強化するため公式Twitter、LINEに加え、各店舗のLINE、Instagram、メルマガで情報を拡散しました。約45分のライブコマースでは、なんと平日の店舗売上1日分を上回る売り上げを達成。集客と購買の強化につながりました。
某総合住宅メーカーでは、Facebook広告のクッションページに「インタラクティブ動画LP」を設置。アンケート形式のインタラクティブ動画を通じて自社の特徴を知ってもらい、来場予約へつなげる動画施策を行いました。Facebook広告をクリックした先のLPがインタラクティブ動画になっていて、視聴者自身がタップしながら進んでいけるのが今の時代に合っていると感じています。
某アパレルショップでは、スタッフがまずはInstagramにショート動画を撮ってアップし、本社のウェブチームがFireworkの管理画面でストーリーから動画を取り込んで、サイトに載せるというフローを作成。Instagramでの動画撮影には慣れているので、ハードルが低く導入しやすかったそうです。ライブ感生かした動画で、サイト訪問者が増えました。
海外のサイドカーブランドが、インタラクティブ動画を活用した動画マーケティング戦略を行いました。作成した動画を中心に据えながら、自社のYouTubeチャンネルやInstagramといったSNSのマーケティングチャネルを強化。新たな販売ネットワークをつくって販売台数を伸ばすことを目標としています。
プロ野球独立リーグチームのスポンサーであることの認知拡大を狙ったインタラクティブ動画では、公式キャラクターを覚えてもらうためクイズ形式の施策を設計。Twitterタイムラインで目にとまるキャンペーン動画を作成し、視聴者の記憶に残る施策になりました。
インタラクティブ動画と
SNSを連携して
求める成果を得たい方は
ここをチェック!
インタラクティブ動画とSNSを連携させることで、広告の成果を最大化することが可能です。InstagramをはじめとしたSNSによって、ターゲット層と良いつながりを築けるようになるでしょう。ただし、動画をシェアや拡散してもらうためには魅力的なインタラクティブ動画を作成する必要があります。
【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)
Tigシリーズ
(パロニム社)
MIL
(ミル社)
Firework
(ループ・ナウ・テクノロジー社)
【選定基準】2023年2月15日時点、Googleで「インタラクティブ動画」と検索した際に表示された全インタラクティブ動画プラットフォームを調査。Eコマースでの導入事例としてHPに成功事例の掲載が多かった順に3社選定。Tig(35事例掲載)、MIL(6事例掲載)、Firework(3事例掲載)
(※1)(※2)(※3)2023年4月時点、それぞれ公式HPにて